がくが綴る何か

思ったことをテキトーな頻度で文にまとめ更新していこうかと思います。

プリキュアから考えるマーケティング理論

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こんにちは。初めてのブログです。

Twitterから来た人が多いかと思いますが...

拙い文章力ですが、よろしくお願いします。

 

さて、初めてのブログのテーマが...

 

プリキュア

 

まぁいいでしょう。最初のテーマは何でも良かったのですが、不意に書きたくなったのでこのテーマで書くことにしました。

高校2年生のときの情報の授業でパワーポイントを使ったプレゼンをして、その時のテーマが今回のブログのテーマと同じなのですが、プレゼンに与えられた10分という時間では満足に説明ができなかったので、今回文章に起こすことで過去の悔い(?)にケリをつけようという...

 

要は自己満です笑

 

さっそく始めます。

まず、プリキュアは2004年から今も続く人気シリーズのアニメです。ジャンルとしてはアクション、女の子達が力を合わせて戦うという内容に関しては過去に作られたセーラームーンおジャ魔女どれみと同系列に思われます。

しかし、プリキュアは上に上げた2作品とは異なるコンセプトで作られています。

そもそも初代プリキュアは今のように子どもをターゲットにするつもりはあまりなかったようです。プリキュアを通じて制作者サイドが描きたかったのは「強い女の子」で、プリキュアを見たことがある人は少し思い返してみてほしいのですが、プリキュアは敵と戦う時に最終的には魔法のような必殺技を使うものの、序盤プリキュア達が敵にダメージを与える方法は蹴る、殴るなどの生身での暴力(あまりこんな言い方したくないけど...)であり、これは先の2作品とは大きく異なる点の1つです。例えばセーラームーンでは、序盤はセーラー戦士達はただ一方的に敵の攻撃を受け、最後に力を合わせて必殺技で一発逆転、という形で、セーラー戦士素手で敵に抵抗しないというのはセーラームーンという作品のターゲット層が年代問わず女性であることを意識した結果であろうと思われます。つまりプリキュアは今までの女の子が戦うアニメとは全く違う路線でスタートしたということになります。

次のシリーズは「2人はプリキュア Max Heart」で、前作のキャラクターを引き継ぐ形で新しい敵を倒すことになるのですが、本作で新しく追加されるシャイニールミナスというプリキュアや、やはりなんと言っても前作が面白いということで見る人、特にプリキュアを見る子どもが増え、作中に登場するアイテムのおもちゃの需要も増え、グッズの売り上げも100億円を超えました。

次のシリーズである「2人はプリキュア Splash Star」はプリキュアマーケティング戦略を大きく変えるきっかけになります。実は本作は関連グッズの売り上げ総額がシリーズ最低を記録してしまうのです。理由として考えられる1つに、中途半端なキャラクターの変更が上げられると思います。これは個人的な感想なのですが、まず今までのプリキュア2人と本作の主人公2人とも似すぎですよね...笑 1人はショートカットでスポーツ好き、もう1人はおしとやか黒髪ロングの優等生という、キャラクターを変えた意味すら僕は疑ってしまうのですが... 要は子どもに「飽き」が来てしまったのだと思われます。しかし、セーラームーンはキャラクターを変えずに長続きしているではないか、と思う方もいるかもしれませんが、セーラームーンはむしろ徹底して同じキャラクターを貫くことで個々にシリーズごとにより魅力を持たせる戦略をとっていると考えられるので、それはセーラームーンの良さでありプリキュアとは関係がないと思われます。話をプリキュアに戻すと、キャラクターを変えてみようという制作者サイドの試みは、キャラクターの変化が中途半端になってしまった結果子どもが作品に飽きるという結果を招いてしまったと考えられます。

また、僕はこれが最大の要因だと思うのですが、実は本作放送中に、プリキュアよりも子どもの興味をひく「あるもの」が流行りました。何だか予想がつきますか?

「オシャレ魔女ラブandベリー」です。懐かしいですね笑 当時のプリキュアのターゲットであった女の子たちの興味をかっさらったコンテンツだと思うのですが。今まで紙媒体が主流だった着せ替えゲームがデジタルでできるようになるという非常に画期的なゲームであり、プリキュアへの興味が完全にラブベリに逸れてしまいました。

さて、当初子どもをターゲットにするつもりはなかったプリキュアですが、ストーリー性と何より放送時間がニチアサということで、プリキュアシリーズは成功のためにはターゲットを子ども中心にせざるを得なくなりました。先程述べた「2人はプリキュア Splash Star」より、子どもたちは飽きるのが早いということが分かったと思います。これより、プリキュアは各シリーズごとにキャラクターを変えていきます。

加えて、この頃より子どもの意見をアニメ作成に取り入れるようになりました。

例えば、上に挙げたうちの最初の2シリーズまでは女の子が変身するときに体が灰色(?)になってからプリキュアになっていたのですが、これは「味気ない」、「怖い」などの意見から、今のようなカラフルな変身になりました。

また、子どもたちは踊るのが好きという傾向を把握し、「フレッシュプリキュア」からはエンディングテーマの映像にCGを用い、プリキュアが曲に合わせて踊るようになり、真似する子どもが増えました。(踊り自体はSplash Starのエンディングからあったような気がするのですが、まだアニメ映像で子どもたちがアニメ映像の動きを真似するのは困難だった)

あと、わかりやすい人気の取り方なのですが、結構プリキュアには有名な声優が出てたりしています。例えば「ハートキャッチプリキュア」のキュアブロッサムの声優は言わずと知れた紅白歌手でもある水樹奈々が務めていたり、「ドキドキプリキュア」のキュアエースの声優は「緋弾のアリア」の主人公アリアの声優などを務めた釘宮理恵が担当していたり...(まぁ僕はあまりアニメは見ないのですが...)

あ、おもちゃ会社との結託もありますね!

プリキュアが新しいアイテムを戦いに使うようになるとすぐ商品化して売る。これは特撮ヒーロー番組と同じ手口ですね。当然売れます。

後半すごく駆け足になってしまいましたが、プリキュアから学べるヒットを続ける秘訣は、

・ターゲットを意識する(子どもがターゲットの場合はなるべく飽きさせないように意識する)

・ターゲットの要望を広く聞き、応える

・グッズ購買意欲を上手く煽る

 

ありがちな結論に至ってすみません。また、知識もあまりなく客観的な判断なので論理や根拠も不確かであったり破綻してるかもしれません。まぁ、そこは気長に見てください。

 

僕の自己満足はこれで終わりです。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。