がくが綴る何か

思ったことをテキトーな頻度で文にまとめ更新していこうかと思います。

ペンギン・ハイウェイ 感想

今日は2本映画を見ました!

1本目はさっきブログに書いた「未来のミライ」。

そして2本目は...


ペンギン・ハイウェイ」!f:id:gaku__3:20180821182058j:plain

Twitterでいろんな人が高評価で気になってたから見ることができてよかった!


なお、このブログの内容は映画の内容にかなり触れるつもりなので、見たいけどまだ見てない人は読まないことをオススメします。


あらすじ。

正直話の細部まで文に表すのは難しいが、とりあえずざっくりまとめると。主人公アオヤマくんが住む街の中にある日ペンギンが現れた。その謎を解明すべくアオヤマくんは友達のウチダくんやアオヤマくんが好意を抱くおっぱいの大きな歯科医のお姉さんと協力する。その後、転校生である賢い女の子のハマモトさんの研究にもアオヤマくんとウチダくんは協力するようになるが、次第にその2つの研究がリンクしてきて...!果たして謎は解けるのか!


みたいな?笑笑


とりあえず登場人物のキャラクター性から。

アオヤマくん 主人公

小学生だが非常に賢い。そこに自分で誇りを持っている。普段は大人っぽい子どもで、言動も全く子どもらしくない一方で、やたらおっぱいに執着したり、抜けそうな歯をいじったりする仕草は子どもっぽく(まぁおっぱいへの執着は子どものそれを大きく超えているとは思うが)、そのギャップはなんか森見登美彦の描く人物っぽいなぁ、という印象。好奇心旺盛で、興味を持ったことはとことん追究する。歯科医のお姉さんが好き。

ウチダくん

アオヤマくんの友達。この子も何気に好奇心旺盛。なよなよしてる。

ハマモトさん

転校生。アオヤマくんと並ぶくらい賢く好奇心旺盛で、やはり興味を持ったことはとことん追究する。かなりの研究者気質。

歯科医のお姉さん

おっぱいが大きい。おおらかな性格(だと思う)。

本作品に出てくる謎の張本人であるが、それは一つ一つ後で触れることにする。

スズキくん

アオヤマくんたちのクラスのガキ大将。乱暴。こういう乱暴者は映画後半で好印象になるが、個人的には悪い印象の方が強い。なんだかんだ重要なキャラ。


主要なキャラはこんな感じ。


作中に出てくる謎について触れていこうと思う。

①街中に突如現れたペンギン

これは作中でお姉さんが光のある場所で生み出されたものであることが判明する。お姉さんはペンギンが好きで、そのあまり勝手にペンギンを生み出していた。

②ハマモトさんが山の中で見つけた「海」

山の中に大きな水の玉が浮いており、それをハマモトさんは「海」と名付けてた。この正体は実は「世界の果て」で、ここにあってはならないもののため消さなくてはいけなくなる。

③街中で見かけられる謎の生命体

「ジャバウォック」と呼ばれる生き物で、これもお姉さんが生み出していることが判明する。お姉さんが生みだすペンギンを食べてしまう。


謎は大きくこの3つで大丈夫だと思います!!!

個人的には謎がどのように繋がっていくのかを予想しながら見るのが楽しかったのですが、皆さんはどうでしたか?


とりあえずこれらの謎がどのように繋がっているのか、と言うと。

この世にあってはいけない「世界の果て」があり、それを修復するためにお姉さんがいる。「世界の果て」を修復できるのはお姉さんが出すペンギンだけで、またお姉さんの体調と「世界の果て」の大きさの変化は連動しており、「海」が大きければお姉さんは元気で小さければ体調が悪くなってしまう。また、お姉さんはジャバウォックも生み出し、やつらはお姉さんがいないと生きていけないため「海」を壊すペンギンを食べてしまう、という感じで繋がっている。ちなみに「世界の果て」を修復する、ということは「海」を壊すことなので、「海」を壊せば必然的にお姉さんもいなくなってしまう、という感じ。


物語が持つメッセージはよく分からなかったが、とりあえず大人と子どもの葛藤は読み取れた。ハマモトさんは自分の研究に絶対に大人は関わらせたくない、としたが、スズキくんがその研究の核心を大人に伝えてしまった結果、大人が「海」に関わる研究を始めてしまい、スズキくんにビンタをしてしまい、また大人相手に果敢に「入るな!」と抵抗する。しかもスズキくんのせいで研究のため「海」に向かったハマモトさんの父親たちが「海」に飲み込まれてしまったからなおさらである。アオヤマくんがお姉さんと協力して「海」を壊すときにスズキくんは協力してくれるが、子ども目線で見てるので結局スズキくんに対する評価はマイナスのまま...

話のクライマックスは、無事「海」を壊すことに成功するものの、アオヤマくんの好きなお姉さんはいなくなってしまうところだと思われる。世界を救うと同時に最愛の人を失ったアオヤマくんの気持ちは計り知れないが、彼はお姉さんを失ってもめげずに努力して、なぜお姉さんのような生命体が生まれてしまったのかを解明して、再びお姉さんに会おうと誓う。また、ハマモトさんとスズキくんも仲良くなり、ハッピーエンド。非常に後味の良い物語だった。


この映画の魅力をいくつかあげようと思う。

①ペンギンがかわいい!

世界の危機を救う手段があんなにかわいいペンギンであることへのギャップは、物語を面白く感じさせるための大きな要素であると考えられる。

②謎が次々と繋がる快感!

これぞミステリーの醍醐味!自分の予想が当たってたらなお嬉しいですよね。謎に謎が重なった時の絶望感からの解決し終わったあとに生まれる快感はたまらないと思う!

③魅力的な登場人物!

普段大人っぽく、なんでも自分の力で解決しようとする子どもが折れたとき、やっぱりその子を応援したくなるし、感情移入もしちゃう!

④なんか幻想的

アオヤマくんとお姉さんは「海」の中に入るが、そこの景色は小説では描ききれない幻想的な空間で、そこに大量のかわいいペンギンがいるというミスマッチさも楽しめた!


結論。

とっても面白かった!ぜひみんなに見てほしいと思った。まぁここまで読んで見ようとする物好きはいないとは思うけど... 見終わった後とても満足だったし、話も途中飽きたりすることなく最初から最後まで全部楽しめた!エンディングもエモかった...


ここまで読んでくれた方はありがとうございます。