がくが綴る何か

思ったことをテキトーな頻度で文にまとめ更新していこうかと思います。

ウマ娘の賢さトレーニングで遊戯王が流行ってる世界線

「おっ、ウララじゃ〜ん!今暇?」

「あっ!ゴルシちゃん!うん!暇だよ〜!」

「じゃあさ、ゴルシちゃんとデュエルしようぜ!」

「いいよ〜、でもデュエルする前に聞きたいことがあるんだ〜」

「いいぞ、この天才ゴルシちゃんに何でも質問してみ?」

「あのね、遊戯王に灰流うららっていうわたしとおんなじ名前のカードがあるんだけど、カードの効果が長すぎて何が書いてあるか分かんないんだよね、だから分かりやすく教えてくれる?」

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「あのな、ウララ、灰流うららの効果ってのは自分のターンでも相手のターンでも1ターンに1回このカードを手札から墓地に捨てることで発動できるんだ。」

「えっ、うららを捨てちゃうの?ヤダなぁ…」

「でもその分できることは強力で、次の3つの効果のうち1つでも含まれている効果を発動する時にその効果を無効にできるんだ。まずはデッキからカードを手札に加える効果。次にデッキからモンスターを特殊召喚する効果。最後はデッキからカードを墓地に送る効果だな。つまり、デッキのカードから何かをしようとする時にうららを捨てることで無効にできるってことだ。刺さる場面は多いから、使うタイミングを見極めればかなり相手の動きを止めることができるぞ!」

「そうなんだぁ〜、でもわたしがうららを手札から捨てるのはなんかもったいないからあんまり使いたくないなぁ…」

「まぁそれがウララの戦い方だな、よし!説明もしたし、いっちょデュエルするか!いくぞ〜」

 

「デュエル!」

 

「さぁ〜、闇のゲームの始まりだぜぇ!」

「ゴルシちゃんノリノリだねぇ、じゃあ先攻はわたしだね」

「おう!かかってきやがれ!」

「まずは手札からライティ・ドライバーを召喚!」

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「おっ、シンクロ召喚を軸にして戦うデッキかな〜」

「そして効果でデッキからレフティ・ドライバーを特殊召喚したいんだけど、ここでゴルシちゃんが手札に灰流うららがあればその効果でわたしのライティ・ドライバーの効果を無効にできるんだよね?」

「いいじゃんいいじゃん、だんだんウララも遊戯王が分かってきたな、でもアタシは灰流うららが今手札に無いから使わないぜ」

「やったあ!じゃあデッキからレフティ・ドライバーを守備表示で特殊召喚!」

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「そしてチューナーが場にいるから2体のモンスターでリンク召喚、水晶機巧 ハリファイバー!」

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「じゃあハリファイバーの効果でデッキからレベル3

以下のチューナーを1体デッキから守備表示で特殊召喚するね」

「待った!」

「えっ!?」

「ウララ、遊戯王ってのは駆け引きだ。さっきアタシは灰流うららが無いって言ったけど実はあるんだ!手札から捨てて灰流うららの効果を発動!残念だったなウララ、これでハリファイバーの効果は…」

 

「墓穴で」

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「…えっ?」

「灰流うららが今手札から墓地に行ったよね?だから、墓地にある…」

「待て待て待て待て!おまえ!自分の名前のカードをゲームから除外するのか?そんな戦いが許されると思ってるのか…?」

「そっか!じゃあわたしの墓地のライティ・ドライバーを除外するね!」

(ふぅ、危なかったぜ、これでアウローラドンに繋げられたらどうなるか分からなかったからな…)

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「じゃあうららの効果がそのまま通ってハリファイバーの効果は無効な」

「残念〜…」

「はっはっはっ〜、天才ゴルシちゃんの作戦勝ち〜!まだうららはこのターンできることはあるか?」

「うーん、もうモンスターは出せないからカードを1枚伏せてターンエンドだね」

「よっしゃあ!じゃあアタシのターン、ドロー!」

(でもちょっとズルしちゃったな、ウララには申し訳ないし、手札にガダーラがいるからウララのハリファイバーをどかせられるけど、ちょっと手加減するか…)

「アタシのメインフェイズに行くよ!」

「じゃあ、わたしのハリファイバーの効果!ハリファイバーを除外して、エクストラデッキからチューナーのシンクロモンスターシンクロ召喚扱いでフィールドに特殊召喚するね!んーっと、召喚するカードは…」

(ここで来るのはなんだ?全く見当がつかないな、ウララのフィールドはハリファイバーを除外したから相手のターンにシンクロ召喚を行えるフォーミュラ・シンクロンでは無さそう…)

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「テックジーナス ワンダー・マジシャン!」

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「…マジ?てことはその伏せてあるカードは…」

「そのまさかだよ!ワンダーマジシャンをシンクロ召喚して破壊するカードはもちろんわたしの伏せてあるこのカード!アーティファクト・デスサイズ!」

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「ヤバい!ウララ!許してくれ!」

「そして、相手のターンに破壊されたアーティファクト・デスサイズの効果でこのカードを墓地から特殊召喚!さらにテックジーナス ワンダー・マジシャンの効果で自分の場のモンスター2体でレベル10モンスターをシンクロ召喚!出てきて、フルール・ド・バロネス!」

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「これでゴルシちゃんはこのターンに特殊召喚されたアーティファクト・デスサイズの効果でエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できないし、今出たフルール・ド・バロネスの効果でモンスター、魔法カードの効果を1回無効にできるね!」

「くっそ〜!情けなんてかけるんじゃなかったぜ!」

「ふっふっふ、闇のゲームの影響でわたしは相手のターンに妨害をしまくるワルウララになったからね〜」

「くっそ〜、アタシはこのターンモンスターを1体伏せて、ターンエンドだぜ」

 

この後はハルウララがプレーミスをすることなく、順当にゴールドシップを倒した。

 

「いや〜、ウララ強かったなぁ!またデュエルしようぜ!」

「いいよ、またしようね!あぁ楽しかった!」

 

「こんどはどんな対話拒否デッキを持ってこようかな」

 

去り際、そう言って不敵な笑みを浮かべるハルウララに、ゴールドシップは戦慄した。