がくが綴る何か

思ったことをテキトーな頻度で文にまとめ更新していこうかと思います。

税金についてあれこれ考える

今年、消費税が10%に上がった。

ほんの30年前には無かった税が今では当たり前のように世の中に浸透している。

 

なんで税金があるんだろう?って考えると、やっぱり国政を運営していく上で必要な資金集めの面が大きいのだと思う。

所得税、住民税、などなど…

さっきも挙げたが消費税なんてのもある。

モノを買う時に支払う買い値の内の一定の割合分の金額を上乗せして払うというこのシステム。

この税金を払わなければ生活に必要不可欠な「消費」という行為すら許さない、一見すると非人道的な税金だけど、税金の集め方としてはとても効率がいいのかな、って思う。

 

秋頃、お笑いコンビであるチュートリアルの徳井さんが脱税で捕まった。やってはいけないことだが、所得税の脱税なんてのはやろうと思えばできてしまうのだ。

でも消費税はそうもいかない。

モノを買えば消費税込みの金額を支払わなければ買いたいものも買えないシステムだから。

 

「消費」という生活に不可欠な行為に「支払わない」という選択肢を与えない方法で税を取るのは税金を集める方法としてとても効率的である。

でも、その効率を追求してしまえば、極論「呼吸税」とか「生存税」とかができてしまいかねない。

さすがに今の例は極端だとしても、長生きしてる人から「長寿税(なんか長生きしてる人から毎月いくらか国に納めましょう的な)」なんてのを徴収する、みたいな未来はなんだか可能性としては考えられるような気もしてしまう。

Twitterなんか見てても、案外長生きを望まない人や、いわゆる「老害」への苛立ちに対する意見を見ることがある。そんな人達が政治家になったら、長寿税みたいな税の法案ももしかしたら通ってしまうのかな?って考えると恐ろしい。

たとえ義務だとしても、納税を煩う気持ちはよくわかる。消費税が増税した時なんかは「高くなったなぁ、払いたくないなぁ」と思ったから。

でも、もし長寿税なんてものが導入された暁に「そんな税を支払いたくはない」という人達が自殺なんかをしてしまったら、これは間接的に国が生きる権利を人から奪っていることになるので、人が当たり前にする行為に税をかけすぎるのはやはり良くないのだと思う。

 

さっき、所得税の脱税の話を少しした。

所得税だったり贈与税だったりには「累進課税」という制度が取られている。より稼いだ人からはより多くの税金を、あまり稼いでいない人からはわりかし少しの税金を取るというような仕組みだ。

稼いだ人からしてみれば「せっかく稼いだのに半分以上国に持ってかれるのはおかしい」と思うのかもしれない。脱税の話を聞いても多くはもの凄く稼いでる人が主体である。

 

端から所得税の脱税不可避の制度を充実させるのが1番なのかもしれないが、もしかしたらそれは難しいことなのかもしれない。

ここで対策としてふと思ったのだが、所得税にかける税率を稼いだ金額に関わらずそこそこ低めの値に一定に設定して、そのかわり消費税に累進課税を導入するのはどうだろうか。

 

「労働は消費に収斂する」となんとなく思う。

もちろんお金を稼げば使うし、多く稼げばより使う。あまり稼がなければ使わないし使えない。

消費税に累進課税を導入すれば、それは事実上所得税累進課税を用いるのと変わらないのでは?と考える。

日用品なんかは今まで通りの税率で、ブランド品なんかは少し高めの税率で。高額な買いものほど高い消費税をかけていく。

例外としては1軒目の家だったり1台目の車だったりの、日常生活に不可欠な高額な品物くらいにして。

株やFXなんかのある程度の投資を前提とする金銭の消費には思い切って300%くらいの税率をかけちゃったりして。

 

まぁ日常生活に不可欠な行為に不可避な方法で徴収される税が累進課税だったらたまったものではないとは思うけど。

 

俺は反対するがな笑

さすがに脱税を防ぐ方法としては極端すぎるもん。

 

終わり!!!