がくが綴る何か

思ったことをテキトーな頻度で文にまとめ更新していこうかと思います。

人生初ゲイバーでほんの少しゲイに迫られた話

去年の今ごろ、友人と居酒屋で酒を飲んでいた。

そしたら友人が、

「二次会ゲイバー行こうよ」と誘ってきた。

 

僕は行ったことなく、興味本位で行くことにした。

 

その友人曰く、ゲイバーはゲイバーでもノンケはダメ、そもそも女はダメ、観光用で誰でも入れるとこ、などなど、店によって入れる基準が違うんだとか。

 

3人で飲んでおり、僕以外女の子だったので女の子でも入れるゲイバー、ということで歌舞伎町のとあるゲイバーに行った。

 

店に入るとすごい気さくな店員が2人。

「いらっしゃ〜い♡」

 

イメージ通りの声のトーンで迎え入れられた。

 

飲み物を頼むと、飲みながら色々な話を店員さんはした。とは言っても別の客と話してる下ネタ全開の会話を盗み聞きしてただけだが。

「下ネタキツい」とは聞いていたが、正直言って余裕なのでディープなゲイバーじゃなければ入るハードルもグッと下がるのかなぁと感じた。

 

すると店員さんが「あなたたち、名前はなんて言うの?」と聞いてきたので「がくです」と答えた。

 

まぁこれはどうでもいいのだが、しばらく飲んでると「カレーいる人〜!タダよ〜!!!」と言われたので、タダでゲイバーのカレーを振舞ってもらうことにした。

 

そしてカレーが自分の前に出されてしばらくしてからのこと。

 

僕の隣にスタイルがバカいい女装ゲイが座ってきた。

 

その人は多分その店の常連さんで、スゴく店員さんと仲良さそうに話してた。

すると話の対象を僕たちに変えてきた。

「私は工事済みなのよ」、「〇〇に住んでるのよ」、などなど、いろいろな話をしてくれた。

死ぬほどタバコを吸う人で、「1本これ吸ってみる?」と言われたので吸ってみたりもした。

「喉がスースーするスプレーを喉に吹きかけた後にヤニ吸うとキマるのよねぇ!!!」と嬉嬉として言うので実践したがよく分からなかった。

 

話の流れで互いの性事情の話をすることになった。

「僕はそういう経験は無いです…」

というと、美人女装ゲイは「全然気にすること無いわよ〜、あなたくらいの歳で童貞なんていっぱいいるわ」と言われ、なんだか落ち着くなどした。

 

ちなみにその美人女装ゲイは男女問わず容赦なく性事情を聞いてきたのでそういう雰囲気や会話が苦手な人は行かない方がいいかもしれません。

 

そして互いの性事情の話を一通りした後に美人女装ゲイに「あなたの顔、私は好きよ」と言われた。

 

初めて面と向かって「好き」と言われたので、どんなに女の人っぽい見た目(友人の1人は店出た後も男だと気づいていなかった)の喉仏は出た男とは言え、さすがにドキッとした。

 

そして一言。

 

「キスしよっか」

 

顔が近づいてきた瞬間、ホントのホントに、「この人とならアリかもしれない」と思った。

 

そして唇が付く寸前で顔の近づきは止まり、

 

「この子の彼氏マジでマッチョよ」とゲイバーの店員が。

「ホントに筋肉オバケなの。多分あなたくらいなら殺せちゃうくらい」と美人女装ゲイが。

 

そして美人女装ゲイは笑いながら、

「ホントにキスしてたらどこかしこ構わずおっぱじめちゃってたかもしれないわぁ」と言い、

「いきなりこんなことしてゴメンね」と謝られた。

 

僕は確かに迫られた時にドキッとしたので謝られることに納得いかなかったが、殺されなくてよかったという安心感もあり、複雑な気持ちだった。

 

そして美人女装ゲイが店を出る時、

「じゃあちょっと今から彼氏とヤってくるね〜」

といい、それを見送るゲイバーの店員。

「しっかり犯されてきてらっしゃ〜い」

 

別の人とヤる予定があったのに俺を誘うなんてやっぱりぶっ飛んでんな、と正直感じた。

 

でもこのできごとは何か自分の心に大きな影響を与えてくれたような気がする。

 

皆さんもぜひ1度はゲイバー(ビアンバーでも?)に足を運んでみてはいかがでしょう。

何か自分の物の見方が変わるきっかけがあるかもしれない。

 

最後にゲイバーで撮った美人女装ゲイとの写真を添えて。

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